ケイトさんと育児と生活。

育休中ママンです。tweet(@katemofu2)より深く考えた事をブログに書いてます。

楽しい肉フェスに潜む菌類!

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 つい先日、肉フェスでの鶏肉を生のまま食し集団食中毒になったニュースが世間を賑わせていました。管理栄養士の私としては取り上げないわけにはいけません!

nlab.itmedia.co.jp

Twitter で問題となった商品の写真を見ましたが、「これを食べる人いるの!?」と驚きました。設備の乏しい野外で調理しているんですよ!

 

 一見おいしそうですが、衛生面を考えると大変恐ろしいです。

 

過去、肉も魚も鮮度が良ければ生で食べられると言う認識の時代がありました。私も鶏刺しを食べた事があります。ポン酢での味付けでさっぱりしていて大変美味しかったです。レバ刺しやユッケなどもそうですが、生のお肉って魅了する美味しさがありますよね。

 

でも、加熱しないってとっても危険なんです!

 

1.何故、鶏肉は生で食べちゃいけないの?

鶏は腸内に「カンピロバクター」、「腸管出血性大腸菌O157」、「サルモネラ」などの食中毒菌を持っています。食品用に加工する工程で、内臓を取り出す際に内臓が傷つき食べる部分に腸内の菌が付着します。いくら鮮度が良くても、菌が付着したお肉を生で食べれば、食中毒になる可能性があります。

しかも「カンピロバクター」、「腸管出血性大腸菌O157」は少量で食中毒を起こします。さらに「カンピロバクター」は指定難病である「ギラン・バレー症候群」との関わりが証明されている唯一の食中毒菌です。食中毒と一概に言いますが、ただの腹痛や下痢、発熱では済まされない事態にもなりかねません。


2.食中毒を起こさない為の対処方法とは

基本的の加熱です。しかし、いくら加熱をしたとしても、調理中に注意をしないと意味がありません。

 

・生肉を処理した調理器具、生肉を触った手で他の食品を調理しない、触らない。

・生肉の調理中に肉汁が飛び散るため、他の食品や食器に付着しないようにキッチンの上を整理してから、生肉の調理をする。

 

では各菌はどのくらいの加熱で死滅するでしょうか?

カンピロバクター」:65℃に達すれば、菌がほぼ死滅すると推測

腸管出血性大腸菌O157」:75℃で1分間以上の加熱で死滅
サルモネラ」:75℃で1分間以上の加熱で死滅

 

家庭で調理の際は、お肉の色の変化や加熱時間を目安に判断するように心がけて下さい。


3.生で食べられる鶏肉もあるの?

鹿児島や宮崎では、鶏刺しは郷土料理ですので、食べていらっしゃる方もいると思います。良い飼料を与え、腸が破れにくい丈夫な鶏を育てたうえで、食肉用部分が「カンピロバクター」に汚染されないよう処理を行うなど細心の注意を払って扱われた鶏肉であれば、生食することができます。

しかし、郷土文化である県内でも食中毒はゼロではないようなので、やはりリスクは伴います。

 

 

個人的にはどうしても鶏刺し食べなきゃ~死んじゃう~~っていう状況で無い限り避けた方が無難かなと思います。折角、大事に育てられた鶏肉さんですから、正しい知識をもって、美味しく頂きましょう♪

 

じゃあまた(○´3`)✴︎